• The Film mate

隣人ルサンチマン 感想

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010

短編部門(国内コンペティション)最優秀作品賞

を授賞した


「隣人ルサンチマン」


についてご紹介します。


https://vimeo.com/79084123

vimeoでどなたでも無料で視聴することができるので見てみてください!


もくじ

  1. 監督の経歴

  2. あらすじ

  3. 感想


  • 監督の経歴


まず監督は檀拓磨さんという人物です。

※真ん中の人が檀監督です!


檀監督は

日本大学芸術学部映画監督学科を卒業後

映像制作会社大手の東北新社に入社されテレビ番組のADをやられていたそうです。

その後、カナダへ語学留学した後

ハリウッドにわたり

フリーで現在もハリウッドでCMなどの、映像制作をされています。


ちなみに檀監督ですが、

あのテラスハウスで有名になったギルティ侍こと大志とYouTubeチャンネル

「ララランダーズ」

https://www.youtube.com/channel/UC7k9VDzO3_rC20oYLGC-vnw

をやっているらしいので気になる方はぜひそちらもチェックしてださい!

※写真の左にいる人がテラスハウスで有名になった大志です!


  • あらすじ

就活に苦しんでいる大学生のマサキはいつものように履歴書を書いていた。

すると隣の部屋から子供を母親が暴行しているような音が聞こえてくる。

友達の仁にそのことを相談し確認することに。

仁が壁をノックすると隣の部屋からノックを仕返してくる少女。

ある日、児童保護施設の職員のふりをして乗り込むことにするマサキ。

インターホンを押すと父親が出てきて詳細を伺うが、誤魔化される。

無理矢理入ると奥で泣き崩れながらマサキに謝ってくる母親と、お母さんは悪くないと主張し母親を庇う少女。

耐えきれず部屋を飛び出し壁を殴り悔しがるマサキ。

そこに合流する仁。

マサキを追い謝罪を父親がするが隣の部屋にマサキが入ろうとするのを見てびっくりする。

全部嘘です

そう言い残し部屋に入って行くマサキ。

数日後、マサキと仁が車でバイトしていると暴行をしていた家族と出会す。

どうやら引っ越すようで、深々と一礼する父親と何もせず見つめる母親。

少女は車に乗りこちらを見つめて、車の窓をノックする。

マサキは隣の家族は引っ越していないことを知っていながらも、また壁をノックして話は終わる。


  • 感想

まず檀監督の強いこだわりを感じるシーンが何個かあったのでご紹介します。

  • 男子二人の同棲の部屋の散らかり具合

レンタルルームを借りると綺麗な状態で貸し出されるのでいちいち再現度高く汚すのはめんどくさかったりするのですが、今作では違和感のないくらい綺麗に汚されています。

本当に誰かが住んでいる部屋を借りたのかな?と思うくらいでした。

机に置かれていない紙のジュースやゴミ出ししていないゴミ袋、飲むかけのコーラなどリアリティがあります。

  • シーフードのカップ麺にマヨネーズを入れる演出

これをやっている人は初めて見たのですが、通の食べ方なのでしょうかw?

カップ麺がシーフード味ということもミソですが、何気にBIGなのも見逃せないでしょう。

  • 児童保護施設のライトの演出

児童保護施設のふりをして家庭に乗り込むシーンなのですが、単に乗り込むだけではなくてわざわざ赤いランプを点灯させて子供を救出しにきたという意図を見せる細かい演出に抜け目のなさを感じました!


  • 冒頭とエンディングの音楽

冒頭とエンディングにおそらくオリジナルのエモい音楽が流れるのですが、その音楽の中に子供の鳴き声らしきものが入っていました。

おそらくこの作品に合わせて入れたものだと思われるのですが、監督の明確な意図が伝えわっきました。


ストーリーに対する感動

一言で言うと、、、


「自主制作映画で名を上げたい人が、まずは目指すべき教科書的な良作品」


非常に完成度が高く、普通に30分近く見れてしまいます!


自主制作映画だと結構雑なところや無理のあることもあるのですが、今回の作品はそんなこともなく非常に見やすい作品になっています。


ストーリーは奇想天外な設定や予想できない結末があるといった派手なものではないものの、虐待を受ける子供とそれを必死に止めようとする少年たちのヒューマンドラマといった感じで面白かったです。

最後の主人公の「俺たちって本当にクソだよな」に全てが集約されているような気がしました!


また、技術的にも基本的な教科書通りな撮影というか、基礎基本が詰まっている気がしたので自主制作映画で評価を受けたいと思っている監督さんたちはまずこの作品のクオリティを目指せばいいのではないでしょうか!